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.hack//G.U.Last Recode やりました【ログアウトしてメールチェックでもするか】

バンダイナムコゲームスからPS2で三部作として発売された、サイバーコネクトツー開発のアクションRPG、
.hackG.U.に更に後日談のVol4を追加してPS4とsteamでリメイクされた.hack//G.U.Last Recodeです。

(税抜き7600円)







ネットゲームを題材にした作品で、ナウなヤングである私の知識ではネット題材の作品と言えばパワプロクンポケット12と真・女神転生NINEなのですが、そのネットゲーム題材の作品として特に有名なのが本作です。





・メインシナリオ
1200万人のプレイヤー数を誇る世界最大にして唯一のMMORPGthe world R2

theworldではプレイヤーキル、すなわちPKが横行する無法地帯となっており治安は悪化。
とはいえそんなゲームの中でも楽しくやっていたらしい主人公ハセヲだったが、ある日謎のPK「トライエッジ」という者に親友の少女、志乃をPKされてしまう。

普通のPKならば即座にキャラクターは復活するのだが、志乃のキャラクターは復活せず、更にプレイヤーであるリアルの志乃も意識不明に陥ってしまう。

志乃をPKしたトライエッジを探しだし志乃の意識を直す方法を知ろうと復讐心にかられるハセヲはPKをPKする、PKKとして次第にプレイヤーたちから死の恐怖として恐れられるように。


やがてある日トライエッジと対面し戦いを挑むも惨敗してしまったハセヲはトライエッジにPKされ、なんとキャラクターがレベル1まで戻されてしまう

武器もアイテムも全て失い、元々133レベルだったという事もありとんでもない損失。


それでもあきらめる事は出来ないハセヲは、初心者支援ギルドにお節介を焼かれたり、過去にPKKしたPKに狙われたりしつつも志乃と同モデルのキャラクターを使う、宗教にハマった女、アトリに心動かされたり(宗教に心を動かされたりはしません)

憑神(アバター)と呼ばれるゲームの仕様から逸脱した力を使って、謎のバグであるAIDAと戦うプレイヤーと出合い
憑神を使う素質があると言われたハセヲがトライエッジの情報を得る為と力を手に入れる為に憑神を使う碑文使いと呼ばれるプレイヤーの集まるギルドに協力したりします。


これらの話をやるVOL1はあくまでハセヲが憑神やAIDAなどの仕様外の力やバグと邂逅し、力を身に着けるという流れなのですが。
復讐心にかられたハセヲはとにかくイキっており、手に入れた危険な力を使いたい放題。

このハセヲがとにかく粗暴でやさぐれた目付きの悪い男で、いわゆる闇堕ち状態。
そんなハセヲくんが最終的に人間として成長し、力をどう使えばいいのかを理解する事に焦点を当てているのがVOL1です。



一方VOL2では宗教にハマってしまっているアトリを取り巻く宗教ギルドの話がメイン。
とはいえ力の使い方を理解し成長したハセヲも碑文使いの一人として、トライエッジの情報を得る為本格的に碑文使いギルドのメンバーとして活動する事になります。

AIDAウイルスに感染してしまった人を助けたり、AIDAウイルスに染まった人間にPKされた仲間を救えなかったりなんかして、すっかり成長したハセヲくんが更に熟成していくのを見る事も出来ます。


最終的に宗教にハマった女、アトリを助け出すのですがVOL3でアトリの出番は殆どないです



VOL3では残った謎を丁寧に回収していくお話です、本当に一つ一つ丁寧に、それでいて王道的な熱い展開もしっかり残して展開していく為今までのシリーズを追っていた(とはいえ一本一本のプレイ時間は短く、発売感覚もまた短かったらしい)プレイヤーにとって嬉しい物ばかり。

チンピラだった所から完全に成長しきってスーパー聖人主人公と化したハセヲくんも相変わらず苦戦したりなんかしながらも大活躍したりしなかったりします。


VOL4ではこれら色々な問題を起こしたtheworldがサービス終了するという極めて当然な結果になり、ゲームを引退したハセヲがサービスが終了する前にゲームの中に取り残されている仲間を助け出す……という短編となっています。

本当に内容は短めで時間は二時間から三時間くらい、これだけの為にリメイクを購入する……という人からしたら物足りないかもしれません




と、これらが全四作の全容。
当時はムービー全盛期だったこともあり正直ムービーが多く長い。メッセージ送りも殆ど出来ずゲームとしてはちょっと苦痛な部分もありましたがストーリー自体が素晴らしい出来となっており、元がPS2とは考えられない程良く動き、表情に飛んだムービーシーン、BGMも相まって目が離せませんでした。

少々難しめで重苦しい展開(10割くらいアトリの所為)もありますが、お話としては真っ当で分かりやすく、王道的でした。

なによりMMOっぽい世界観を忠実に再現している。MMOを題材にしたというだけあってとにかくMMOっぽい世界観が完成されている。

そこらを走るプレイヤーの人間っぽさ、ゲームシステムのネトゲっぽさ、クエストやショップなども何から何までMMOっぽい。
ただMMOっぽさ100点満点な事にも弊害があり、本作ハセヲ他プレイヤーたちはtheworldをプレイする際頭にちょっとしたVR機器をかぶり、コントローラーとマイクでゲームをプレイしているという設定らしいのですが、だとしたらフルダイブ系のゲームではないのに幾らなんでも熱が入りすぎでは……?みたいなシーンが多い。

いや作品としてはそうなるのは当然だし、熱いシーンに水を差すべきではないんですけど。家の中で技名をマイクに向かって叫んだりしてる分けなので家族見たら泣きますよ

時たま寝落ちしてるシーンだとか、語尾に「w」とか付けてるシーンみたいなネトゲっぽさを出してくると余計にそういう事を考えてしまう。
「w」に至ってはシリアスなシーンでも出してきますからね、心が汚れた私には中々キました。

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しかしこういうMMOっぽさを妥協しない点は拘りまで感じます、あくまでMMO上でゲームを楽しむ一般の人もいて、主人公たちはそんな中で本気で何かを守るためにゲームで戦っていきます。

MMOっぽさを少しでも妥協したらこのストーリーは完成できなかったと思います。
でも今新作とか出たら主人公の口癖が「草」とかになりそうでやだ。






・ゲームシステム
MMOを題材に、という事もありクエストや狩場を選択してダンジョンでモンスターと戦う……というのが主になります。

戦闘システムはいわゆるテイルズ系。ボタン連打でコンボを出したり、技を出したりします。
正直PS2時代という事を差し引いてもあり戦闘は単調でやることも少なく、お世辞にも面白い戦闘とは言い難い物があります。

しかし主人公ハセヲの色々な武器を使うジョブのシステム自体はよく考えられていて、それっぽい動きをするのには十分な作り込みでした。
戦闘への以降はかなりシームレスでテンポが良いのはとても評価できる点です。

育成部分はモンスターを狩ったりダンジョンを制覇して手に入るアイテムドロップを狙い、素材を使って武器に特殊効果を付けたりと色々試行錯誤してガンバってキャラクターを強くしていくよくあるMMOのシステムです。


これ自体は面白いんですけど、このゲームレベル差補正が結構厳しい
恐らく装備も重要なのですが、ゲームの殆どのプレイ時間がダンジョン周回でのレベル上げ。こんなところもMMOの再現をしないでくれと思わず声を漏らしてしまいました。

後は基本的なUI部分もあんまりで、ダンジョンのシステムもめんどくさい物ばかり。
かつダンジョンはほとんど使いまわしに近く、メインシナリオのイベント発生場所が何故かダンジョンの奥底というパターンばかりなのが作業感が強く中々キツかった部分。

後はイベントの進行フラグとして重要メールのチェックというものがあるのですが、一々ゲームからログアウトしてホーム画面に戻らないとメールのチェックが出来ないという仕様で、ログアウト→メールチェック→ログインしてイベント→ログアウト→重要メールが来てるのでチェック。の繰り返しです。


その他のシステムとしては、サブクエストや仲間との交流。
まさにMMOのクエスト!という感じのクエストをやらされ、これが意外と内容が濃い物ばかりなので飽きません。

キャラの育成やエンドコンテンツに近い要素も数多くあり、楽しもうと思えば幾らでも楽しめる疑似MMORPGとして遊べます。
ただやっぱりPS2というレトロゲームのクオリティであることは忘れないようにしましょう。


あ、ちなみに全キャラレベルカンスト状態かつ装備も最強状態で始める事が出来るチートモードという物もあるので、ストーリーだけ見たいという人にも安心です
私は途中からこれでやりました

リメイクになって、戦闘敗北しても即リトライできる機能や全体的な取得経験値の上昇も入ったみたいなのでガチンコプレイしてもなんとかなると思いますけどね








・総評
良質なシナリオと緻密に作られたなMMOの世界観で遊べる骨太RPGです。

分割商法でさえなければ当時ももっといい感じになったんじゃないですかね……?



.hack G.U. lastrecode公式サイト


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