記事一覧

MIND≒0(マインド/ゼロ)やりました【未完の名作】

D-uhx_WUYAAlmVZ.jpg
アクワイアから2013年にPSvitaで発売されたダンジョンRPG、MIND≒0です(以下マインドゼロ)

(税抜き5980円)







いわゆる現代RPGな本作、アクワイアのDRPGと言えば良い評価を聞く人もいるかと思いますが、本作は同じDRPGなのに知名度が薄い。かくいう私もこのゲームを知り合いに送り付けられるまで存在を知らなかった。
知ってたら絶対予約購入してたと思う。私は現代RPGが何よりも好物なので。三度のRPGより現代RPGです







・メインシナリオ
シナリオ部分はゼロディブという会社が担当しているらしいです

架空の埼玉県に住む高校生小鳥遊慧。典型的なやれやれ系主人公である、もはやなつかしさすら感じる。
ある日幼馴染であるちょっと頭が弱い雰囲気の女子、神名雫と下校中に突如虚ろな目で影のような物を背負った怪しい男に襲われる小学生。
そしてその小学生を庇い、トンファーを持って男と戦っているクラスメイトの女子、千景紗菜を目撃する。

それを見ていた慧は突如黒い闇に引きずり込まれ、気付くとアンダーテイカーと名乗る者の店に立っている。
アンダーテイカーに自分にあった武器を店内から選ばねば即死だと脅されじっくりと武器を吟味する慧、手に取ったのは鎌。本当に自分に合ってると思ってえらんだのか?

D-uqDwRUcAABhR6.jpg



自分だけの武器を手に取った慧は狂鏡世界と呼ばれる並行世界にいるもう一人の自分、マインドを発現。
マインドの力を借り、店から出てついでに狂鏡世界から現実世界に戻る事に。


その後、同じような経歴でマインドを手に入れた先ほどの女子、千景とクラスのウザさがガチっぽすぎてモデルでもいるのかと勘ぐってしまう程ウザい友人と一緒に、千景に戦い方を教えてくれた探偵のおじさんを探しに行くことに。


その探偵のおじさんももちろんマインドを使う人間、途中なんかあってマインドを発現したウザいクラスメイトと共に探偵のおじさんにマインドの事、並行世界の事などを教えてもらい、主人公たちはマインドや狂鏡世界に関係する事件に巻き込まれていく……というのが本作の導入である。


最初は主人公たちも興味本位で首を突っ込んでいく……というより、ウザいクラスメイトがマインドと契約する際、かなり不安定な契約になってしまった所為で腕が異形化してしまったので、
これはどうしたら直せるか、身体に害はないかなどを調べるのが主な理由として、古くからマインド使いとして戦っている探偵のおじさんの仕事を手伝っていきます。

仕事の内容は、基本的には開いてしまった狂鏡世界への扉を閉める事。これが空きっぱなしだと向こうの世界にいるモンスターがこちらに出て来てしまったり、迷い込んでしまう者を増やさない為の活動とのこと。


一方主人公の視点とは別で、二人組の刑事が冒頭のように影を背負って狂った人間による事件……こうなってしまったのは主人公のように契約を迫られ、結果失敗してしまった人間の末路なのだが、これによるマインド事件を警察では違法ドラッグの中毒による暴行事件として捜査しているとのこと。

ベテランの雰囲気匂わす刑事は、「これは本当にただのジャンキーの手による事件なのか……?」と、物語が進む度に色々感付いていきます。主人公たちとは殆ど関わりませんが、一般人視点で真相に迫っていくパートが見れるのも面白い。




EAJujTFUYAEAUgF.jpg

やがて主人公の慧たちはその他色々なマインド使いたちに出会ったり仲良くなったりするのですが、そこから更にマインドによる事件が活発化したり、敵対組織が現れたり、慧たちの通う学校が大規模なマインド事件に巻き込まれたたりして事件は急展開。

なんと幼馴染である雫が敵対組織に攫われ、中盤からはそれを取り戻すために組織の幹部を一人ずつ始末していく流れになります。

最終的にマインドや狂鏡世界を使って悪だくみをしていたボスを撃破するのですが、阻止が間に合わず雫は犠牲に。後を追った主人公も一緒に消えてしまう。

敵幹部連中の中で唯一とりのがした男が高笑いしてスタッフロールです

は????????



はい、本作なんと物語が未完で終わります
続編に続く感バリバリで終わるのですが、当然現在になっても続編の気配は全くありません。未完のまま終わりです。


正直な話ストーリー自体はとても良い
キャラクターの個性も中々で全体の雰囲気も良い。BGMも種類は少ないながらも胡散臭い雰囲気が出ており、先の気になる展開が以外にも続くので、最後まで楽しめます。

問題点を挙げるとADVパートの演出面がとてもクオリティが低く、たとえば画面の「フラッシュ→順番に叫ぶキャラクターたち→もう一度フラッシュ→順番に叫ぶキャラクターたち」を繰り返す場面が何度かあったのですが、もはや何やってるのか分からない

本当になにが起きているのか最初は分からず、別のシーンで同じことをやった時にようやくあ、なんか主人公たちは一方的に攻撃を受けているのか!?と気付きました。

キャラクターがイベント中一切の状況説明を放棄しているため、とにかく叫び声を上げたりなんかしてプレイヤーを煽ってきます。

一方的に攻撃を受けているシーンというのが分からなかったのは何より「敵が出てきた」という描写を省いていきなりキャラクターたちが叫び始めたのが原因で、せめて何か攻撃エフェクトの一つ付けてくれれば理解出来たのだと思うと惜しくて仕方がありません。


未完で終わったとはいえ満足感はしっかりと味わう事が出来て、次回作が出たら買っちゃうなあ……と思わせるストーリーに仕上がっていました。









・ゲームシステム
もう一人の自分であるマインドを召喚し戦うコマンド式ターン性バトル。
勘のいいゲーマーならこれを聞いてペルソナじゃん!!!!!!!!と思ってしまうだろう。

しかし本作ではそれとは違い、コマンド選択画面であればいつでも任意のタイミングでマインドの出し入れが可能で、マインド発動中はステータスが向上し、スキルが使用できる。そしてある程度のダメージはマインドが代わりに受けてくれるという仕様に。逆に召喚していない状態だとアイテムや防御、逃げるなどが使える状態になります。

これが意外と良く出来たシステムで、マインドが受けたダメージは戦闘終了後に回復するので、雑魚の攻撃は基本的にマインドで受けて本体にダメージを行かないように戦います。

しかしマインドの体力が0になるとマインドがブレイクされてしまい一定時間召喚不可能&本体が気絶状態になる。これを強敵との戦闘中にやらかすと一気にピンチになる為タイミングを見計らってマインドを引っ込めないといけない。

雑魚戦ではマインドで本体を守る戦い、ボス戦では本体でマインドを守る戦いを使い分ける必要が出てきます


とはいえ雑魚敵もかなり強く、フツーに戦ってるだけだと苦戦を強いられる難易度。戦闘の歯応えは相当なもので、戦闘システムもかなり練られているのでとても出来がいい。



D_zkFu4UcAAEiSB.jpg

グラフィックもDRPGなのに3Dグラを作ってあり、動きも良かったです。戦闘テンポも速めでサクサク。




・総評
未完である事以外は殆ど欠点の無い良質なRPGです。
未完なのは本当にもったいない、未完というだけで前代未聞なので人にオススメし難い。

未完でさえなければ手堅い良作として名を残していたかもしれませんね……

D_1Hk8zUwAAEwr3.jpg
▲推しです


マインドゼロ公式サイト


欲しいものリスト