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ブレスオブファイアVやりました【あまりにも高い難易度と窮屈なゲーム性だが、良作である事に間違いなし】

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2002年にPS2でカプコンから発売されたブレスオブファイアシリーズの五作目、ブレスオブファイア5 ドラゴンクォーターです

ブレスオブファイアシリーズらしいんですけど今までのシリーズと毛色が違いすぎるらしいです。
シリーズ未経験の私でも安心!

ちなみにフォロワーから送られてきたゲームです、なんてものを






・メインシナリオ
災いがあり地表が汚染され地下にシェルターを作った人類。
その地下都市シェルターで暴走したモンスターなどに対応するレンジャーとして生活している主人公は、ある任務にて貨物として運ばれていた羽の生えた少女と出会う。

その少女は汚染された地下都市の空気を綺麗にする清浄機の役割を担っており、汚染された空気を吸い過ぎてこのまま吸い続けたら少女の命に関わると知らされた主人公は、空気の澄んだ地上のある空へと向かって地下から登っていく……というストーリー。

ストーリーとしては王道で、終始ヒロインの為に奮闘する真っすぐな主人公なので素直に格好良い。
ヒロインの境遇も姿も痛々しく、分かりやすい守られヒロイン。ガンガン戦うけど

あとは主人公たちを止める為にわらわらと地下都市の偉い人たちが襲い掛かってくるので、一人残らずなで斬りにして空へ空へと向かっていきます。

ヒロインの為に空を目指すという一見明るいストーリーだが地下世界を舞台にしているという事もあり地上に近付いてくる終盤まではずっと薄暗く、設定も重苦しい。
暗い画面に荒い画質とグラフィックだけどグロテスクな表現には特に気合が入っており、恐怖を煽るような演出が多い。

かくいう本作、PS2ながら演出がとても素晴らしい。
カメラワークは勿論、キャラクターの動きや表情にも凝っており、一つ一つは短いイベントシーンだがどれも見入ってしまうものばかり。

問題はキャラデザがちょっとマニアックという所。
EDムービーでは慣れたのかいい感じだったので、単にキャラデザが問題ではなくゲーム中のグラフィックがちょっと……?みたいなだけかもしれない。


とはいえ濃い顔に目を瞑ればシナリオは格別に面白いので文句なしと言ったところ






・ゲームシステム
このゲームの肝、そして問題とも言ってもいいゲームシステム、その内容は膨大で複雑怪奇。
これから紹介するゲームシステムの数々がこのゲームを手を出しにくい物にしてしまっている原因と言っても過言ではないかもしれません。

まずは戦闘システムについて。
本作はターン性のRPGで、ターンが回ってきたキャラは毎ターン回復するAPを消費してフィールドを移動したり攻撃スキルを使ったりして戦います。

消費APの異なる弱中強スキルをメニュー画面で自由に付け替え、バトル中に発動していく事になります。
コンボを繋げるとダメージが上がったり、特定のスキルの順番で特殊な派生技や追加効果が発動したりなんかします。強いスキルを単発で撃つ方が基本は強いけど。

プレイアブルキャラクターにはそれぞれ専用のコマンドがあるのですが、その中でも主人公はドラゴンに変身するDダイブ。
これを使用する事により何が相手でもまず負ける事はないくらいの強さを手に入れる事が出来るのですが、なんと使いすぎると汚染ゲージが加算されていき、カンストするとゲームオーバーという制度。
ドラゴンにならずともただ戦ってるだけでも微量に加算されていくので焦らされます。

しかも恐らく一度上がってしまったゲージを下げる事は出来ないようで、クリアまでにどのくらいドラゴンに変身していいのか、クリアまでにゲージが保つのか、という不安とストレスがクリアまでどれほどかかるのか分からないプレイヤーに付き纏います。


どうにかしてドラゴンに頼らずモンスターと戦う為には、プレイヤーは戦いやすいように場を整える必要が出てきます。

このゲームはシンボルエンカウント式で、戦闘に入るとシームレスに今いる地形が戦闘フィールドに反映されるので、
敵との位置取りを餌でおびき寄せたりして予め調節したり、戦闘に入る前に近くに爆弾を設置したり、なんなら戦闘に入る前に直接爆弾を投げつけて体力を削ったりしてとにかく絶対に勝てるように動かないといけません。

そこらへんを歩いているモンスターですらボス級の強さなので、こうでもしないとやってられない。
一度の戦闘で一気に複数撃破すると貰える経験値にボーナスが入り、一度倒した敵は復活せず稼ぐ手段が限られてくるので嫌でも爆弾で一網打尽にしないと敵の強さに付いて行けない。

物資もカツカツで、宿屋などの回復施設も存在しないので少ない資金や回復アイテムをやりくりして地下を進んでいきます。ほとんどが爆弾に消えました。


そしてこのゲームを象徴するシステムとして、SOLという物があります。

これはその場でゲームをギブアップし、装備品と一部の経験値を引き継いでもう一度ゲームをやり直せるというシステム。
一番最初からやり直すか最後にセーブした所へ少しだけ引き継いで戻るこかを選ぶことができます。

これにより理不尽とも言える高難易度の戦闘を周回の力で突破できるようになるのですが、フツーにめんどくさい

SOL無しで見ればゲーム全体としてのボリュームは決して多くはなく、ロード時間も快適でイベントスキップボタンもある為戻し作業はそこまで苦ではないのですが、
ダンジョン自体はまあまあ長めで引継ぎしても難易度が高いもんは高い。出るモンスター出るモンスターがプレイヤーを驚かせようと突然降って来たりして先制攻撃を仕掛けてきたり、その他いわゆる初見殺しを念頭に置いた仕掛けが張り巡らされており大変です。

SOLを使って育成しようとしても引き継げる項目はあまり多くないのでこれもまた大変。

一応SOLを使わなくてもクリア出来るように作られているようですが、このゲームの難易度からして至難の業です。

SOL抜きにしても、セーブがアイテム消費制で一周につきセーブできる回数が限られていたり、アイテムの持てる数が限られていたり、Dゲージの加算がデカすぎて絶対に使ってはいけない罠コマンドがあったり、乳首の主張が激しかったりと、プレイヤーに重荷を背負わせすぎているという印象を受けました。
常にハラハラしたいという人にはお勧めですね。


楽しさを見出すよりもつらさの方が勝ってしまうゲームなのですが、一つ一つのシステムは面白くきちんと料理として仕上げてきてるのがまた厄介な所でした。








・総評
間違いなく良作なのだが、プレイヤーにかかる負担が大きすぎるゲームです。

限られた範囲で試行錯誤し出来る事全てを出し尽くして遊ぶのが好きな人には本当にオススメだと思います。
マゾ向けでは?



ブレスオブファイアVドラゴンクォーター公式サイト


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