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ファタモルガーナの館やりました【天国と地獄のシャトルラン】

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インディーゲームサークル、ノベクタクルからPCや3DS、PSvita、PS4で出たビジュアルノベルゲーム。
ファタモルガーナの館です。

税抜き6900円(PS4) DL版税抜き6400(PS4)




私がプレイしたのはPS4版で、こちらには本編の他に別作品として出た外伝シナリオや、PSvitaで追加されたその後を描くボイス付の現代編が一つに。
そしてPS4では本編のイベントスチルなどがリメイクされているとのこと。


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更にはwebや誌面で描かれたイラストやショートストーリーも収録されていく全部入りとなっています。





・メインシナリオ
記憶を失ったあなたが目を覚ますとそこは暗い館の中、あなたはその館の女中に導かれるままに過去その館で起こった様々な悲劇を見て行く事になります。


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全八章構成で前半は過去の悲劇を見てあなたが記憶を取り戻すまで、後半は記憶を取り戻したあなたが悲劇に直面していく流れになります。


西洋浪漫サスペンスホラーともあり、細かな心理描写や肉体的にも精神的にも惨酷が散りばめられ序盤から最後にかけて何十回ものどんでん返しを繰り返し、長い時間をかけてハッピーエンドへと少しずつ近付いていきます。


そこまでの道のりはそれはもう長く、ちょっとしつこいくらいに天国と地獄を行き来するので少し幸せなシーンを見せられてもこの後に待ち受けるであろう悲劇を想像すると一ミリも安心できないという状況が続きます。

その分天国である日常的で幸せなシーンの描写は丁寧で素晴らしく、その分その後に起きる地獄の悲劇性が高まっています。

とにかく丁寧で音楽やキャラクターのグラフィックも美麗そのもの。文章も読みやすい方で少ないながらも最後には王道的な展開もあってキャラクターに愛着が湧いてしまう。



テキストと立ち絵、音楽やイラストだけで進行していくノベルゲームとあって演出面は簡素なのですが、その少しでも演出をしようと編み出された方法のひとつが画面をフラッシュさせるというもの。

これ自体が悪いというわけではないのですが、本作ではこれをやる回数も頻度も凄まじく高い。
その所為で何度も画面が白いフラッシュを繰り返し、プレイヤーである私の目へとダメージを蓄積させていき長時間のプレイを辛い物とさせられたのが惜しい所。

演出に頼る必要のない文章力だったのでそこまで画面を光らせる必要は無かったと思う
私の目が犠牲になったってだけで本当に内容は素晴らしい物ですけどね。


ちなみにプレイ時間の想定は20時間から25時間とのこと。凄まじい文章量とボリュームです
テキストとちょっとした演出だけでこのボリューム、内容も良い作品となると中々作り上げられるものではありません。





・総評
大ボリュームの長編ビジュアルノベルです。
公式には前半の章ごとのあらすじやコミカライズやノベライズもされてるらしいので気になった人は是非
がっつり文字を読んでいこうね。

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ファタモルガーナの館公式サイト