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ファイナルファンタジーⅦリメイクやりました【大量の改変と追加イベント、リメイクではなくリブートが近い】

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1997年にスクウェアから発売された不朽の名作、ファイナルファンタジーのリメイク。ファイナルファンタジーⅦリメイクです。(以下、FF7R)




リメイク発表から五年ほど経って更に延期などもありようやく発売した本作、待った甲斐あってゲームとしては楽しませてもらいました。

ただ、それを持って余りある量の不満や問題点も数多く、本記事ではそれらに関する愚痴が数多く含まれているので心がクラウドな方はお気を付けください




・メインシナリオ
今更FF7のシナリオを長々と説明してもあれなので簡単におさらいすると、星の生命力を吸い上げて資源として使っている神羅カンパニーと呼ばれる悪の会社を打倒すべく、レジスタンスであるアバランチとそれに雇われたなんでも屋の主人公クラウドが神羅と戦っていく……というストーリーです。

かなり複雑な作品なのですが、リメイクされたミッドガル脱出までのストーリーだけ見るとこのくらい。

そう、本作の最大の注意点としてまずなによりもFF7Rは分作であり、本作は序盤も序盤であるミッドガル脱出までしか描かれないという物があります。

公式サイトなどを見ても分作である事が少し分かりにくいので注意しましょう。


それでミッドガル脱出までという事で気になるのはやはり今作のボリュームなのですが、その辺りはきちんと一本のゲームとして出せるように追加シーンや追加ダンジョンが数多く配置されています。

オリジナルキャラなども数人登場し、ミッドガルという狭い町でのイベントは相当なもの。
サブクエストなども多く、ボリューム面での不満は恐らくはないでしょう。

問題は、まずダンジョンなのですがどれもこれもめんどくさい作りをしている事。

構造が複雑というほどではないのですが、本作至る所にハシゴや細い道、天井の低い場所……など足止めを喰らう場所があり、それを乗り越える為にゆっくりゆっくりと歩かされる。
その移動速度は本当に舐めてるのか?というくらいチンタラ歩いており、ダンジョンが長くて辛い……というより一々歩くクラウドにイライラするという場面ばかり。


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これだけならともかく、合間合間で会話イベントが挟まるたびに急に走れなくなり移動速度が激減したりするため移動がとにかく苦痛。細い道をや梯子を上り下りしたくなくなりダンジョン探索も面倒になっていくダンジョンデザインは大失敗だと思ってます。

移動中の一挙一動もリアル感を重視しているのかかなりモタモタしている為、とにかく時間がかかります。


後は各ダンジョンに東京フレンドパークみたいな事をやらされるミニゲームがあるのですが、これも時間がかかるだけで面白くない。面白かったのはラストダンジョンのパーティ分断くらいでしょうか。

ダンジョン探索をしてるというのに操作不能な時間が多く、操作出来るムービーを見せられてるという感覚はどうしても強い。美麗なグラフィックを余すところなく見てくれ、という開発からのメッセージなのだと思います。このゲームがアドベンチャーなら別にそれでもいいんですけどね



と、ダンジョンや移動面に関しては不満だらけでしたが、ストーリーに関しては原作の流れを汲みつつちょこちょこと追加の描写で補強をしており好印象で、道中はオリジナルキャラなどを使って間を持たせていました。


その他に設定の根幹から違う新しい設定みたいなのもあったりするのですが、正直これらはよく分かりませんでした。続編への布石かな?と思いきや続編出す気あるのかな……?みたいな終わり方でもあったので。


追加シーンとしてはビッグスやウェッジやジェシーなどのアバランチメンバーの掘り下げが丁寧なのはかなり良い部分でした。原作通りプレートに潰されるのですが、なんか死んでるのか生きてるのか描写が曖昧で、好評ならば次回作で生きてる事にでもなるのかもしれません。


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リメイクにあたって注目されていた部分の一つのオリジナルキャラに関してですが、こいつらは正直存在価値が分かりませんでした
続編から活躍するのかもしれませんが、ミッドガル脱出までで考えたらいる意味が殆どない。

ジョニーだったかはクエストに関わってくるので悪くはありませんでしたが、バイク乗りのソルジャーは中盤で出て来たのにラストのミッドガルハイウェイでは登場しなかったのが残念ですし、コルネオの屋敷で番人をしてる謎のイケメンはいきなり過去回想し始めたけどいや突然何……?となるばかりで謎だらけでした。


リメイクでより良くなったシーンといえばやはりウォールマーケットで、この辺の再現度は凄まじい。
実際ミッドガル編で最も盛り上がる楽しい町なので力の入り方は異常なほどでした。

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女装も筋トレもバッチリ。しかし女装の為に蜜蜂の館に走っていくクラウドが見れなかったのは残念でした。


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不満があるとすれば神羅ビルが大きく改変されていた事と、レッド13がプレイアブルじゃない事。それと意味が分からなさすぎるラストでしょうか。
ラストはなんか、いきなり周回プレイ経験者みたいな言動をし始めるエアリスとミッドガルを脱出するだけなのにセフィロスとバチバチにやりあったりと、ここで終わらせる為仕方がないとはいえかなりの無理矢理を仕掛けてきました。

色々原作に無い伏線を張りまくっており、一体何部作にするつもりなんだ……という不安が強い。
たしか何部作にするか名言されてないですからね、次回作がいつになるかも未定です。

一つのゲームとしては綺麗に終わったかは微妙でしたが、とりあえず原作ポリゴンで表現されたミッドガルのリメイクとしては良い出来で作られていたと思います。





・ゲームシステム
本作FF7Rは原作のコマンドRPGとは違い、FF15や13のようなアクションRPGとして生まれ変わりました。
結論からいうと、面白かったんですけど、アクションRPGとしては失敗してると思いました。

システムとしては、攻撃しつつゲージが溜まったらそれを使ってアビリティ、魔法、アイテムのどれかを使用する事が出来る。
殴りまくったり弱点属性を突くと敵のブレイクゲージが溜まっていき、ブレイクすると敵がひるみ大ダメージを与えられるようになる。というシステム。

アクションゲームとしては目新しさのない普通のシステムですが、異様なほど難易度が高い

HPの低い雑魚ならともかく、それ以外はブレイクしないとまともにダメージが通らなかったり、ボスになると滅茶苦茶に硬くてどうしようもなかったりする。
敵の攻撃が激しくダメージも大きめで、こちらは回避性能が低く防御してもダメージを受ける仕様な為HPがどんどん削れていき、常に回復をしながら戦う事になるRPG的な要素がアクションを邪魔しています。
難易度イージーにすると多分丁度良くなると思いますが、イージーとノーマルの中間くらいの難易度もほしかった所

大きな不満としては、原作に近いコマンドバトルを楽しめるクラシックモードというものがあったのですがこれはただの頭の悪いオートモードなので使い物になりません。

頭が悪いといえば、仲間のAIも貧弱で攻撃頻度も低く、なんと自分ではアビリティも魔法もなんにもせずひたすら殴るだけしかしないアホAIです。

一応命令を出して技を使わせる事が出来るのですが、ショートカットコマンドが使える使用キャラと違って命令を出すたびに画面が停止するうえ、命令で出来る事も限られているので仲間と連携してる感は微妙なところ。
どの敵を集中攻撃するか、くらいの作戦も指定出来ないので仲間はもしもの時のアイテム要員として見るしかない



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後はとにかく今作で一番酷かったのがUI
FFではいつものことなのですが、文字がアホみたいに小さい
ミミズの方がまだ見やすいぞといったレベルの小さな文字で仲間のHPMPが表示されていても激しいアクションの最中にそれを確認することは困難です。
敵が魔法や技を使用した際に頭に技名が出るのですが、それも小さいので何してるのか分からない。
状態異常や強化状態に限っては表記すらされない物があり、なぜ今自分たちは苦戦しているのか?というのが分かりにくくて仕方がない。


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戦闘中のUIだけならともかく、メニュー画面やマップ機能、コマンド選択やそもそものデザインとすべてが何もかも最悪である。日本語で書いてくれ

こればかりはプレイしないと伝わらないと思うんですけど、今までプレイしてきたゲームの中でも一、二を争うレベルのクソUIだったと思います。これだけはアップデートで修正したほうがいい、絶対に。

カメラワークも他の追随を許さんとばかりに酷い。今作ジャンプ機能がないのですが、空中の敵を攻撃する場合そこへ飛んでいく形で殴りにいくのだがその時のカメラはもうハチャメチャである。
もちろん普通の戦闘中のカメラも良いとは言えない。

こういった場所が悪くてカメラが荒ぶる……だけならともかく、タイミングに合わせてボタンを押すリズムゲーが本作にあったのだが単純にカメラの見せ方が意味不明で画面が見えずボタンが押すタイミングが分からないという事件も発生した。

とにかく見栄え重視のUIという印象で、プレイヤーへほんの一ミリでも歩み寄っていればこんなUIにはならなかったと言わざるを得ない自己満足でしかないクソUIでした



あとは育成要素は意外と豊富で、レベルの他に武器スキルやマテリア育成などがあるのですがレベル上げ出来るような場所が闘技場のような無限に戦えるような場所くらいしかないので、そういった稼ぎなどがとにかくしにくい。
アクションRPGの醍醐味として、実力で勝てなくても何処かでレベル上げをして楽に戦えるようになるという楽しみ方もあると思うのですが、それがほぼ出来ないのが難易度を上げている要員となっています。

アクションゲームとしてはそこそこ遊べるだけに、アクション要素とRPG要素がかみ合っていないどころかお互いの足を引っ張り合っているとしか思えないようなゲーム性はかなり残念。

動きがかっこよく、弱点を突きながら戦うアクションは良く出来ているのでもう少し作り込んでいればゲーム全体の評価はもっと良い物になったのかと思います。




・総評
光る所はあったのに見栄えを重視して肝心のゲーム部分を二の次にしてしまい、素材の良さを活かしきれなかったゲームです。

これが分作でさえなければ私ももう少し大きな声で良作だと言えたのかもしれませんが、上りまくったハードルや分作というマイナススタートは大きかった

でも昨今のクールなイメージのクラウドではなく、面白陰キャ童貞としてのクラウドが見れるのは楽しかったです


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ファイナルファンタジーⅦリメイク公式サイト

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