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オクトパストラベラーやりました【クッソ大味な巨大ハンバーガー】

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スクエニから出たオクトパストラベラーです。
ソシャゲの方ではありません、ついこの前発表されたけど偶然です。偶然プレイ中に発表されただけですしんじてね






・ゲームシステム


まず特徴的なのが戦闘システム。


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敵の弱点属性で決まった回数攻撃すると一定時間敵が行動不能になり、より多くのダメージを与えられるようになるブレイク
ターンが経過する毎に溜まり、それを消費して技の威力を高めたり、1ターンに同じ攻撃を繰り返し発動出来るようにするブースト

単純なようで奥深い戦闘システム、これが本当に滅茶苦茶に面白い。ジョブシステムもある。この戦闘システムだけでこのゲームは良ゲーにまで押し上げられたといっても過言じゃない。さすがに過言かも
全体的に戦闘難易度は高めで、このブレイクとブーストのシステムを駆使してちょっと頭を捻らないと苦戦しまくりで、このシステムが上手くハマった時の気持ちよさと言ったら半端じゃない。エフェクトの綺麗さや重厚なヒットストップもあって気分爽快
キャラもメインジョブこそ固定でキャラ差はあるものの、そこまで大きな差にはならないので好きなパーティでクリアする事は出来る

敵のグラフィックは中々に美麗で、これもまたいい

フィールドはとても広く、エリアごとに敵の強さがまちまちで遠出すればするほど敵が強くなるが、落ちている宝箱や辿り着いた町から受けられる恩恵はこれまたデカい。
町の数もそれはもうたくさんあり、探索欲をこれでもかと言う程満たしてくれる



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そして更に特徴的なのが八人の主人公それぞれが持つフィールドコマンド、例えば商人のトレサなら人から物を買ったり、逆に盗賊のテリオンは人から物を盗む。
村人をパーティに連れ込んで戦闘中モンスターへけしかけたり、町の人に戦闘をふっかけたり出来るという一見自由度が高いシステム。

購入したり盗める物の中には強力な装備があったり、村人を殴り倒していける建物があったり、滅茶苦茶強い村人を連れ回したりは出来るがそれで大きくゲームバランスが覆ることはなく収集要素の延長程度、殆どがメインシナリオやサブクエストを進めるのに使う物。
正直これらは言ってしまうとありがちなギミックでしかない。ギミックだと割り切れば、キャラ毎の特色が出て面白いとは思うし収集自体はとても楽しい。

フィールドコマンドに対して否定的というわけではないんですけど、私の身体から溢れ出るオーラからそう見えてしまう理由としてはテリオンの存在が大きいです。
こいつ、メインシナリオにおいてただのクズの盗賊野郎で他の主人公と行動を共にする理由がトップクラスで意味不明なキャラであるにも関わらず
テリオンでしか開ける事が出来ない宝箱、という物がフィールドやダンジョンに数多く存在している。フィールドアクションとかまた別枠のテリオン固有の能力である

このゲームではパーティ編成が町の中でしか出来ず、宝箱を網羅するにはテリオンを常にパーティに入れて連れ回さないといけない。
他のキャラは戦闘に役立つ固有能力を持つ中、こいつだけフィールドの宝箱を開けるという戦闘に貢献出来ない能力なのにも関わらず、その宝箱を開ける為に常にパーティに入れて連れ回さないといけない。
正直に言ってしまうと、このゲーム町で色々な事が出来たりフリーシナリオだったりして自由度が高そうに見えるが、こういったパーティに入れておかないと露骨に損をするキャラの存在で自由度がガクっと下がっている印象が強くなっている

ゲーム自体の出来はいいのにこのテリオン一人の為にひたすらプレイヤーに苦痛を強いており、とても残念な要素だと言える。テリオンが好きで好きでたまらないって人は大丈夫だと思いますけどね……盗賊自体は強いし……絶対アーフェンとかハンイットを盗賊にした方がいいと思うけど……
せめてセーブポイント辺りでパーティの編成が出来たり、控えにも経験値が入ったりすれば違ったんだろうけど……


ついでに町の人から盗む成功率はテリオンのレベルの高さで変わってくるので盗みまくりたければしっかり育成もしないといけない。なんならメインストーリーでも盗むが必須だったりするので、低確率の盗みをどうにか成功させろという無茶振りも来る。
スタッフからの寵愛を受けまくった男である

他のキャラが使う探ると聞き出すというコマンドにより、その町でのテリオンの盗み確立をアップさせる、という救済はあるがそれでも50%くらいになる程度なのでリセマラが必要なのは変わらない。
ちなみに探るも確立コマンドなのだが、テリオンと違ってメインストーリーだと確定。なぜだ

ここまで散々テリオンに対しての愚痴を吐いてきたが、更に大きな不満点としてハンイットとオルベリクのタイマンフィールドコマンドがある。
タイマン、というだけあって確立上げとはまた違い直接ステータスが必要になるのでこの二人のレベル上げは更に必須と言っても良い。
とはいえこのゲームは装備による恩恵が大きく、とりあえず強い防具を装備すればまぁメインストーリーで必須になるタイマンイベントはなんとかなる。
その場合持久戦の泥仕合になるのでかったるい事この上ないのだけど

とにかくフィールドコマンドの全てが完全にプレイにおいて邪魔でした。せめて「盗むが必須のメインシナリオイベントだけど、トレサで買い取れば盗む必要はない」みたいな別解答があればまだマシだったが、そんな気の利いた抜け道は一切用意されていない。
出来る事は多いが、やらないと滅茶苦茶に困ることが多いゲームデザイン。
なんというか様々なシステムが噛み合っていないように感じた。


フィールドコマンド関連で面白かった事を一つ話すと
オルベリク編にて闘技大会に参加したオルベリク、参加する為に今までタイマンで猛者たちと戦い続けていたので本戦でもタイマンで戦い合う大会かと思ったら、戦闘始まった途端に部下を引き連れた敵と味方四人パーティでの通常戦闘が始まったところだよ。ジャッジなんか言え

しかも敵ボスは部下に弱点を守らせており、こちらは学者の魔法で殲滅しました。
オルベリクの剣技を見たくて闘技大会に集まった観客の気持ちは、テリオンを無理矢理使わせるようなプレイングを要求してくる開発スタッフにはきっと伝わらないでしょう
エロRPGの闘技場で出てくるセクハラ男だってもう少し正々堂々戦うぞ、セクハラしてくるだけで




・シナリオ

それぞれ八人の主人公の短編ストーリーを追っていく流れ
どの主人公も生い立ちや冒険に出る動機付けが丁寧に描かれており、一人ひとりに感情移入出来るように作られている。

八人という多めの主人公数だが、全四章と短めでアッサリ気味。それでいて王道展開がしっかりしており起承転結で纏まっていてとても読みやすい

演出も全体的によく、ボス戦への入り方はBGMも相まってハチャメチャに盛り上げてくれる


ただ、全主人公とも完全にストーリーが一人で完結しているので、この八人が寄り添って共に冒険していく理由がこれっぽっちもない。

しかもキャラクター毎の動機付けや性格の描写が丁寧である所為で「この主人公はこの主人公と絶対道が交わる事は無いだろ……」みたいなのがとても多く、当然ストーリー中に仲間たちで会話したりするシーンは一切ない。一応パーティチャットというメインシナリオの合間に仲間キャラ同士が雑談するシステムがあるが、本当にちょっとした雑談しかしない

メインストーリーに関係した雑談もするのだが、殆どがイベントが終了した後に挟まるため「あいつ、嫌なヤツだったな!」とか「○○、大丈夫だったか?」みたいに、まるでただの傍観者のような立ち位置から声をかけてくるのが中々寂しい


このように仲間に仲間らしさが薄く、仲間たちと冒険しているというよりとりあえず八人いる主人公のシナリオを各地で回収して回っているという感が強く、お世辞にも群像劇とは呼べないシナリオの進み方だった。
こんなんオクトパストラベラーじゃなくて横棒の無いあみだくじじゃないか

サブクエストの量はとんでもなく多い、どれもモブキャラクターたちの様々な物語が展開されておりこれまた丁寧なのだが、主人公同士が会話するシーンは勿論主人公が口を開くシーンすら今の所見つからない

ちなみにちなみに全キャラのストーリーをクリアすると裏ダンジョンにて真のラスボスとやらと戦えるのだが、これまたサブクエスト扱いなのでサブキャラの会話のみで進行し、ここにきて突然主人公八人全員で戦う激熱展開にも関わらず主人公たちは一言も言葉を発さない


自由度が高いオープンワールドというより、ちょっとシナリオ部分に力を入れてるロマサガ程度の認識でいた方がいいかもしれない。多分それを承知でプレイしてる人しかいないと思うけど……実際自分もそんなんなのかなとは思ってプレイしてたので不満こそあれど楽しめたという気持ちの方が大きい



総評

クッソ大味なアリメカの巨大ハンバーガーを何処から食うか?とか考えながら食べ崩していき、途中で多幸感に包まれ何も考えず大笑いしながらそのまま完食するゲーム

レトロゲームに慣れてたり、これはレトロゲームだと割り切ってプレイするかどうかで評価が分かれるゲーム
戦闘システムだけでもお釣りがくる面白さなんだけどね


オクトパストラベラー公式サイト



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